アートフェア東京&101Tokyo contemporary art fair

中止になったり、売上が急減したりと大変な状況のアートフェアですが、アートフェア東京はどうだったのでしょうか。全然知りませんが、人は結構入っていたようです。どのくらい売れたのかも知りません。アジア系の人が1500万円分購入しているのを目撃したりしましたが、完売したギャラリーを見たら作品の値段がべらぼうに安かったりしました。アートフェアに出す場合には、新人でももっと値段を高くしといたほうがいいように思うのですが、オークションのエスティメイト同様、ギャラリーの値段の付け方も控え目になっているようです。

アートフェア東京は入場するために名前と住所を書かないと入れないので、長蛇の列ができていました(時間によっては並ばなくてもよかったようです)。ふてくされて並んでいると、招待券が余っているからといって、おばさまがチケットをくれました。ありがとう!

とりあえず覚書として良かった作家を書いておきます(今、カタログを見ていると良さげな作家がたくさんいますが、アートフェアで見ているとあんまりよく見えなかったのはなぜだろう)



・ベーコン・プライズ:佃弘樹
現代美術的作品が選ばれたなあという感じです。
http://www.artfairtokyo.com/artcafe/2009/04/071507.php
ナズカ・アンダーグラウンド

山口藍
作品が良くなっているように思います。日本の文脈により意識的になっています。桶の中に描くという手法も好きです。
ミズマ・アートギャラリー

・Myungsook KIM
ドーナツに見立てたメタリックな金属に、カラフルな砂糖が掛けられています。かっこいいです。
Gallery Hagil

安藤陽子
うっすらと浮かび上がる人物像。繊細で好きですが、もっと描きこんであるといいかな。
NODA CONTEMPORARY

・大久保如彌
作品によってはとてもよかった。ばらつきがあるけど、まだまだ若いので、これからが楽しみ。
Gallery MOMO

・秋山泉
鉛筆で描かれた器。受け入れる、ということか。完売していたようでした。
Gallery Akiyama

米原康正
チェキで撮った女性。身体の部分を別々にとって切り取っていく。チェキというところがポイントだろうから、その特徴をもっと強調できると面白そう。
Clear Edition

・興梠優護
油彩でメタリックなマテリアルを出しているのがいい。
CASHI